サビキでよく釣れるシコイワシ(カタクチイワシ)を、ひと手間で美味しいつみれに!これは、つみれのふわふわ感と水菜のシャキシャキ感を、コクのある塩味でさっぱりと味わう鍋。小サバやアジ、イサキ、トラギスなどで作ったつみれも、かなりいける。
[材料](3人分)
カタクチイワシ、小サバなど - 20尾
白菜 - 5枚
ネギ - 1本
キノコ類 - 適宜
水菜 - 適宜
[つみれ用調味料]
ショウガみじん切り - 適宜
みそ - 適宜
ネギ - 適宜
小麦粉または片栗粉 - 適宜
カタクチイワシのシャキシャキつみれ鍋
![カタクチイワシのシャキシャキつみれ鍋](https://yamaria-encyclopedia-us.s3.amazonaws.com/image/artwork/image/18052/dbca5edc-ca54-4ecd-91ae-c957788f5674.jpg)
- 分 類ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属
- 学 名Engraulis japonica
- 英 名Half mouth sardine, Japanese anchovy
- 別 名シコイワシ、セグロ、ヘシコ
釣りシーズン ベストシーズン 釣れる
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
作り方
![Cc024612 8420 41e3 8304 13a43c046a64](https://yamaria-encyclopedia-us.s3.amazonaws.com/image/article_figure/image/19322/cc024612-8420-41e3-8304-13a43c046a64.jpg)
①イワシの頭と尻尾を落とし、内臓を出して、きれいに洗ってから水気を切る。数が多いと少々面倒だが、20尾くらいはほしいところだ。
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②下処理が終わったイワシを、まずはぶつ切りにして、端から包丁でていねいに叩いていく。真ん中からたたいていくと、身が飛び散るから注意しよう。
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③ある程度たたいたらショウガ、みそ、ネギ、小麦粉を加えて混ぜ合わせる。このとき、ショウガはすりおろすのではなく、みじん切りで。こうすると、食べた時に口の中でショウガの風味が生きてくる。
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④鍋にダシ昆布を入れてお湯を沸かし、沸騰したら火を弱めて、先ほどのイワシをスプーンで形を整えながらつみ入れる。強火だと、つみれがバラバラになってしまうので、かならず弱火で行う。
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⑤つみれが浮いてきたら取り出し、残ったスープに塩を入れて味を調える。好みで日本酒を少々入れても良い。
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⑥具材を盛り付けた別の鍋に、⑤のスープを入れ、火にかける。具材にある程度火が通ったら、水菜とつみれを投入する。ちなみに、つみれの語源は、作る際に「摘(つ)む + 入れる」ところからきているそうだ。
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【料理監修:森山 利也】
千葉県富津市で居酒屋「はいから屋」を25年営み、現在は築地場外市場で曜日限定の店「JOJO BAR」をプロデュース。自ら店に立ち旬の魚や自家製の野菜など、新鮮な食材を使った様々なメニューを楽しめる。
そして包丁捌きの基本や海に関わることを学べるリアル「森山塾」も主宰。
また、ベテランの釣り人として各方面で活躍し、豊富な経験と見識を持つ。
上記は森山氏がビギナーにも無理なく作れるものとして紹介していただいたおすすめ料理だ。
【協力:株式会社 舵社】
参考本:スクラップブック of 釣果料理
http://www.kazi.co.jp/public/book/bk04/5126.html
4人の達人が贈る、全38魚種、144種のレシピを掲載
『ボート倶楽部』の連載や特集記事の中から、さと丸、森山塾長、Mr.ツリック、ウエカツ水産の4人が書いた釣果料理の記事だけを厳選&抜粋して集めた単行本。
釣った魚をおいしく食べる達人たちのおすすめ料理を作れば、みなさんの家の食卓が豊かになること間違いなし。
*監修 西野弘章【Hiroaki Nishino】
*編集協力 加藤康一(フリーホイール)/小久保領子/大山俊治/西出治樹
*魚体イラスト 小倉隆典
*仕掛け図版 西野編集工房
*参考文献 『週刊 日本の魚釣り』(アシェットコレクションズ・ジャパン)/『日本産魚類検索 全種の同定 中坊徹次編』(東海大学出版会)/『日本の海水魚』(山と渓谷社)/『海釣り仕掛け大全』(つり人社)/『釣魚料理の極意』(つり人社)