カサゴとホウボウのチゲ
鍋料理のなかでも体の芯からあったまるのがチゲ。今回は簡単に市販の「キムチ鍋の素」を使ってみましたが、豆板醤やXO醤などを使ってオリジナルの味にしてもいいですね。辛さが苦手の方は、リンゴをすりおろして入れると味が優しくなります。ニラも、煮すぎないようにしながらたっぷり入れましょう。
●材料/3人分
カサゴ、ホウボウ・・・・3~5尾
白菜・・・・・・・・・・5枚
ネギ・・・・・・・・・・1本
キノコ類・・・・・・・・適宜
(シイタケ・キエリンギ・シメジ・エノキ)
焼き豆腐・・・・・・・・適宜
ニラ・・・・・・・・・・適宜
キムチ・・・・・・・・・適宜
①別の鍋でスープ作り。鍋にダシ昆布を入れて火に掛け、市販の「キムチ鍋の素」を入れて味を調えます。最近の市販のスープのもとは、とっても美味しいので家庭料理には便利です
②小さなカサゴはウロコを取り、内臓とエラを取って丸ごと鍋に。ホウボウは頭を落とし、内蔵を取ってぶつ切りに。白菜、ネギ、キノコ類、焼き豆腐なども入れましょう
③市販の「キムチ鍋の素」だけでも十分美味しいですが、見栄えと彩りも考えてキムチも少々入れると、一段と鍋が引き立ちます
④先ほどのスープを入れて火にかけます。魚に火が通ったら出来上がり。ニラは煮すぎないように一番最後に入れたほうがよかったですね
【料理監修:森山 利也】
千葉県富津市で居酒屋「はいから屋」を25年営み、現在は築地場外市場で曜日限定の店「JOJO BAR」をプロデュース。自ら店に立ち旬の魚や自家製の野菜など、新鮮な食材を使った様々なメニューを楽しめる。
そして包丁捌きの基本や海に関わることを学べるリアル「森山塾」も主宰。
また、ベテランの釣り人として各方面で活躍し、豊富な経験と見識を持つ。
上記は森山氏がビギナーにも無理なく作れるものとして紹介していただいたおすすめ料理だ。
【協力:株式会社 舵社】
参考本:スクラップブック of 釣果料理
http://www.kazi.co.jp/public/book/bk04/5126.html
4人の達人が贈る、全38魚種、144種のレシピを掲載
『ボート倶楽部』の連載や特集記事の中から、さと丸、森山塾長、Mr.ツリック、ウエカツ水産の4人が書いた釣果料理の記事だけを厳選&抜粋して集めた単行本。
釣った魚をおいしく食べる達人たちのおすすめ料理を作れば、みなさんの家の食卓が豊かになること間違いなし。
*監修 西野弘章【Hiroaki Nishino】
*編集協力 加藤康一(フリーホイール)/小久保領子/大山俊治/西出治樹
*魚体イラスト 小倉隆典
*仕掛け図版 西野編集工房
*参考文献 『週刊 日本の魚釣り』(アシェットコレクションズ・ジャパン)/『日本産魚類検索 全種の同定 中坊徹次編』(東海大学出版会)/『日本の海水魚』(山と渓谷社)/『海釣り仕掛け大全』(つり人社)/『釣魚料理の極意』(つり人社)