マダイのタイラバ入門(船釣り)・後編

マダイのタイラバ入門(船釣り)・後編
  • 分 類スズキ目タイ科マダイ属
  • 学 名Pagrus major
  • 英 名Red Seabream
  • 別 名ホンダイ、オオダイ、チャリコ

釣りシーズン ベストシーズン 釣れる

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特徴

◆巻き上げ

 先の項目で説明したとおり、着底のサインはごく短いことが多い。スプールの回転の変化や糸フケの出方に注意しながら、着底のサインが現れたらすぐに巻き上げを開始する。ここでのんびりしていると、根掛かりなどのトラブルに見舞われたり、マダイに見切られてしまうのでスムーズな操作が期待されるところだ。

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巻き上げは、ハンドルの回転で竿先がぶれないよう、手首を柔らかく使うのがコツ。

◯巻き上げの速度
 巻き上げの速度には、これといった決まりがあるわけではないが、何かの基準が欲しいのであればフォールのスピードを目安にしてみてはどうだろうか。フォールの際にラインに付いているマーカーを見てそのスピードと同じ速さで巻き上げるように意識してリーリングをしてみよう。
 フォールの速度に合わせた場合早巻きになることが多いので、アタリがなければ少しずつ巻きスピードを緩める。ハンドル1回転/2秒あたりまでのスローリトリーブは使用頻度も高い。もちろんさらに遅くとか早く巻くことが有効な場合もある。むしろ肝心なのは、釣れなかった場合に同じ速度で巻き続けないことだ。
 巻きスピードに変化を加える場合、早巻きから徐々に遅くしていったほうが、手返しもテンポもいいので釣りやすい。まずは活性の高い魚に数多くアピールし、反応が鈍いときにじっくり攻めるほうがバイトの効率もいいのだ。

◯巻き上げはどこまで
 着底後、いちいち仕掛けを水面まで巻き上げていたのでは効率が悪い。仕掛けをある程度巻き上げたところで再び着底させて狙うべき場所を効率よく攻めるのは、タイラバのセオリーでもある。
 ではいったいどこまで巻き上げればいいのだろうか。一般的に言われるのは海底から10~15m。リールのハンドルの回転数にして15~25回転ほどだ。あくまでもこれは目安であるので、その日の状況に合わせるのが当然必要となる。

◆ベイトのいるレンジ

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 イワシなどの小魚がベイトのとき、マダイはベイトがいるレンジの少し下側に待機し、弱ったベイトが群れから外れるのを待っている。
 元気がよく捕まえにくいベイトは群れの中心より上、かつ、群れの先頭近くを泳いでおり、群れの後方や下方には群れの動きに付いていけない体力のないものが集まるためだろうと考えられる。
 捕食しやすい弱ったベイトを効率よく捕えるための最適なポジションにマダイは位置しているのだ。
 この点からタイラバの巻き上げは底から何mではなく、ベイトがいるレンジの最下層もしくはその少し上までがいいということが分かる。これを意識していればマダイがベイトを追って浮いているときでもチャンスを逃すことが少なくなる。

◆マダイの反応

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 マダイが積極的にタイラバにアタックしてくるときは、そのレンジが底から何mだったのか、具体的にはリールを何回巻いたところでアタリが多いのかを覚えておき、その層の少し上までリーリングを続けると良い。
 同じレンジで何度もアタリがある場合は、マダイがタイラバをエサとして認識している、つまり見切られていない状態なのでそのレンジを集中して狙うことだ。
 問題なのは、魚群探知機にマダイらしき反応があるのに、アタリがなかったり、急にアタリがなくなったりした場合だ。この原因はタイラバが見切られた状態であるとも考えられる。
 マダイにはある程度の学習能力があるようで、同じタイラバが視界(もしくは側線などから感じられる波動を感じる範囲)から消えない限り、見切ったタイラバがエサではないという記憶を維持しているのではないかという説がある。
 この状態でマダイをバイトに持ち込むのは容易なことではない。そこで、この説に従えば、一度マダイが感知できる範囲からタイラバを消し去ることが必要になる。通常巻き上げる範囲よりさらに上まで、もしくはいったん仕掛けを回収してから再投入するのが有効な手段ということだ。
 マダイが感知できる範囲は、水の透明度や釣り場の明るさ、潮流の強さによっても違いが出るだろうから、透明度が高い場合や天気がいい日、潮流が穏やかな場合は巻き上げの範囲を大きくすることが望ましい。
 こう考えると、認識しやすい派手なカラーよりもナチュラルカラーのほうがマダイの視界から速く消えるだろうから、食いが渋いときに地味目のカラーがいいというのも納得ができる。

◆アタリとフック

 アタリは巻き上げのときに感じることが多い。突然ドカンときてティップを水面に持っていかれたり、ガツガツという前アタリの後にグンと重さが乗ったり、この釣りの楽しみのひとつがこの瞬間だということは間違いない。
 巻き上げのときにアタリが多いというのは、マダイが巻き上げのアクションに反応しやすいのもあるかもしれないが、フォールと巻き上げでは圧倒的に巻き上げのほうが、アタリが分かりやすいからではないかとも考えられる。
 フォールでマダイのアタックがあった場合は、瞬間的にラインテンションが抜けるだけなので釣り人が感知するのは難しい。ラインにテンションが掛かっていない状態では、フックがマダイの口に刺さる可能性もかなり低い。対して巻き上げのときはラインにテンションが掛かっているので、マダイのアタックを判断することは容易だ。そのときハリ先がどこかに軽くでも引っ掛かってくれればしめたもの。その状態でテンションを保ち続けていれば、マダイが動きでハリ先が食いこみフッキングに持ち込める確率はアップする。たとえフッキングに至らなくても、ハリ先がマダイに触れて引っ掛かった状態になるということは、アタリとして感知しやすくなるということなのだ。
 フォールにせよ巻き上げにせよ釣り人が感知できないレベルのアタリは多い。そのアタリを少しでも多く感じるためには、まず、触れただけで引っ掛かるようなシャープなハリ先を持ったフックを使用することをおすすめする。

◆着底直後のアタリ

 巻き上げの中でも着底直後のアタリが多い。これは着底した瞬間のリアクションバイトが多いからというだけではなく、着底直前にはすでにタイラバをくわえていて、それが巻き上げのテンションが掛かったときに釣り人に伝わるからというのもあるようだ。どちらにせよ着底直後はチャンスが多いので着底後は速やかに巻き上げを開始しよう。

◆フォールのアタリ

 フォールのアタリではガツガツと前アタリがくることはまずない。多くはラインの放出が止まったあと、おかしいなと思っているとグンと持っていかれるといったパターンだ。ただしこれは運よくフッキングに至った場合で、おかしいなと思った後、そのまま外れてフォールしていくのがほとんどだろう。このアタリを確実に取ることは難しいが、スプールの回転がおかしいと思ったときにアワセを入れることでフッキングに持ち込めることも多い。
 その際、瞬時にアワセを入れるためにクラッチを入れず、スプールを指で押さえてラインにテンションをかけ、魚らしき重みが伝わったらラインを巻き取りながら竿先を下げたのちに、バット部分に重さを乗せトルクのあるアワセを入れてみよう。
 タイラバではアワセを入れないのがセオリーとされているが、それは主に巻き上げのときのこと。
 ラインの沈みが止まるようなフォール中の小さなアタリを取ったときや、着底直後の巻き上げの瞬間にいつもと違った重さを感じたときは、瞬時にアワせることでマダイに引っ掛かった状態のハリをフッキングに持ち込める可能性が上がる。
 特に着底直後は神経を集中して、小さなアタリにも即対応できるように心構えを持っておこう。

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◆タイラバのパーツ

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◯ヘッド
 仕掛けを沈めるウエイトとしての役割に加え、水流を受けて動いたり波動を出したりする部分。ボディに付けられた目の部分は、マダイがバイトするときの目印となるバイトマーカーの役割も果たす。
 肝心なのはフォールや巻き上げの際のボディバランスで、このときの姿勢が安定していないと、ネクタイやフックが絡んでしまうトラブルが頻発する。
 視界から消えてからのこのようなトラブルは、アングラーが判断するのは難しい。トラブルを抱えている間は、マダイに有効なアピールができないばかりか、せっかくバイトに持ち込んでも、しっかりとしたフッキングに至ることは困難だ。
 ヘッドの形状は魚をバイトに持ち込んだり、着底時の根掛かりを回避するための性能を左右する重要な部分でもあるのだ。
 ヘッドの素材にはタングステンと鉛があり、鉛に比べて比重の大きいタングステンは、同じ重量でも小さくできるので水の抵抗が小さく、結果、フォールスピードを速くできる。潮流が速い場所で仕掛けが流されないようにするのにも有利だ。
 ただし、フォールの速度が速すきると、マダイの反応が鈍ることもある。フォールの速さを使い分けることで、マダイにアピールできることは間違いないので、ウエイトや比重を使い分けるローテーションもテクニックのバリエーションに入れておく必要がある。

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◯ネクタイ
 タイラバの象徴的なパーツと言ってもいいのがネクタイだ。
 ネクタイの役割は魚を誘うことで、フォールや巻き上げの際の水の抵抗を受けて、ヒラヒラと揺れることで、視覚的なアピールと、波動によるアピールをおこなう。
 ヘッドやスカートとの組み合わせを考えながら、素材やカラーを選んで自作することも多く、形状を含め様々なバリエーションの物が、多くのメーカーから発売されている。
 ネクタイは魚が直接アタックしてくる部分で、噛み切られたりちぎれたりすることも多い部品でもある。
 特に、フグなどが多い場所では、毎回のように噛み切られることもあるので、現場には必ずスペアを持っていこう。
 このようなトラブルだけでなく、ベイトの種類や天候によってもネクタイのカラーを交換したいというようなシチュエーションは数多くあるので、タイラバを選ぶ際には、消耗パーツが交換しやすいことも選定の基準にしておくとよい。
 素材はシリコン製をおすすめする。天然ゴムより切れにくく、劣化の度合いも緩やかなことに加え、素材のにおいもあまりないことが理由だ。
 一説によると、天然ゴムのにおいをマダイはあまり好まないのではないかという話もある。確かに実際に口に含んでみるとその違いは明らかなので、動きや発色などほかの条件に大きな違いがないのなら、人間の判断の範疇であろうとも、リスクは少ないほうがいい。
 その日、そのとき、その場所でよく効く当たりカラーが存在するので、カラーバリエーションを揃えておくと心強い。

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◯スカート
 ネクタイが尾ビレのようにヒラヒラと動いてアピールするのに対し、スカートは水中で止まっているときは広がってボリュームでアピールし、フォールや巻き上げの際には、水流を受けて細く束ねられ、見かけは魚のボディーのようでもある。
 このボディに噛みつこうものなら、中に隠れたハリが魚の口に掛かることになる。
 実際のマダイのバイトもこの部分に集中すると言われることから、スカートは水流を受けたときに、魚のボディを思わせるような形状になるだけの張りと、中に埋まったフックが魚の口にコンタクトする際に、邪魔にならない適度なボリュームが必要になる。
 もちろん、ネクタイ同様、カラーバリエーションや、消耗品としての交換のしやすさなどが求められるパーツでもある。

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◯フック
 かつてタイラバは、アタリが多いが、フッキングしにくく、バラシが多いと言われていた。
 これは今でも一部のタイラバに見られる現象ではあるが、急速な進化の過程でその弱点を克服しているものもある。
 それを克服するために最も重要とされているのがハリだ。アタリが多くフッキングしないというのは、ハリ先がマダイに触れたときにしっかり刺さり込まずに弾いている場合が多く、これを克服するためには、先が鋭くて丈夫なハリを使用する必要がある。
 また、バラシが多いのはハリがフトコロまでしっかり刺さらないからなので、表面の滑りがよく刺さりの良いハリを選べば良い。奥までしっかり刺されば、ハリに掛かる魚の力は、ハリの強度が高い部分に集中するので、ハリ折れなどのトラブルも軽減できる。

◆タイラバの動きと反応

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 ベイトがイワシなど小魚系のとき、マダイはベイトの少し下に位置し、弱って群れから外れたベイトを狙っているというのは先に説明したとおり。では、実際にタイラバがマダイの前を通過したときは、どのような反応を示すのだろうか。バイトのパターンとして定説になっているのは、タイラバのネクタイの端からガジガジと噛んでいくというもの。巻き上げのときに、ガツガツとアタリながら最終的にフッキングするというもので、前アタリが長く続いてからグンと重みが伝わるというタイラバの代表的なバイトパターンがこれだ。しかしバイトのパターンはこれだけとは言い切れないことが、いくつかの検証と魚群探知機の映像から分かっている。

◆バイトは真横から

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 規則的に斜め上に向かう線がタイラバの動きで、多少の上下動をしながら横向きの動きを示しているのがマダイの動きだ。タイラバの動きとマダイの動きの接点が、バイトがあったことを示すものになる。このときマダイの動きはタイラバの縦の動きに対して、ほぼ真横からアタックしているのが分かる。つまりタイラバの巻き上げを追っているものではない。
 さらに興味深いのは、このマダイが何度かタイラバの動きに反応している点だ。マダイがいるレンジをタイラバが通過するたび数回それが繰り返されているのが分かる。つまり、このマダイは巻き上げられるタイラバを追い掛けてバイトしているのではないということだ。

◆バイト位置はスカートの端

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ハリをたくさん付けて実験したところ、一番掛かったのがここだった。

 イラストは、通常2本装着されているタイラバのフックの位置を決める際のテストで、実験的に数本の長さが違うハリを取り付けたもの。
 このときに一番バイトが多かったのがスカートの端の位置だった。ちなみに、ネクタイの端の位置にセットしたハリへのバイトはほとんどなかったので、この点から考えてもマダイがネクタイの端をガジガジとやっているだけではなさそうだ。

◆上下2mが範囲

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 もう一つ画像から分かったことがある。それはマダイがいるタナの話で、その位置は個体によって違い、自分のタナをキープしながら浮いているマダイはそのタナを大きく外れて獲物を追うことをしない。
 つまりマダイはフォール→着底→巻き上げというタイラバの動きに付いていっているのではなくフォールで1回、巻き上げで1回の計2回、自分のタナをタイラバが通過するときにだけ反応しているのだ。
 このとき、マダイがタイラバを追う距離は上下それぞれ2mほど。リールのハンドルの回転にして3回転ほどの範囲でしかない。
 そしてマダイのアタックは真横から直線的に行われているので、この点から考えてもマダイがネクタイの尻尾をかじりながらアタってくるのではなさそうだ。巻き上げのとき何度もアタリがあるのは1尾のマダイがしつこく追い掛けているのではなく、タナが違う複数のマダイが交代でアタックしているとも考えられるのだ。

◆カラーセレクト

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 定番としての位置づけはオレンジ、水が白く濁る夏場はグリーン、水が澄む冬場はアマダイにもよく効くと言われている白系のカラーを中心にローテーションしてみよう。
 細かな色めよりも明暗が重要で、コントラストを強く出して目立たせるのか、弱くして周りに馴染ませて自然に誘うのかが選択の基準になるので、カラーバリエーションを増やすときは明暗の2色を基準に考えよう。
 特にカラーに対してこだわらないという人もいるが、釣れない時間が長く続いたときには効果的な面もある。
 気が緩んで巻き上げがいい加減になると釣れなくなるのは確かなので、カラーを変えることで釣り人のモチベーションを保つという意味からもカラーチェンジは有効だと言える。

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◆やり取り

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 タイラバの仕掛けの重さと、マダイ特有の首振りのおかげで多少のバラシはあるとしても、なるべくバラさないようにしたいものだ。
 基本的には強引なやり取りは厳禁、リールのドラグを緩めに設定しロッドの曲がりを生かした滑らかなやり取りが望まれるところだ。
 魚が掛かったら、リールは一定の速度で巻きっぱなし。ロッドはティップを水面と並行もしくは少し下げ気味にし、意図的な上げ下げはしないように心掛ける。
 魚が突っ込もうが走ろうがドラグとロッドの粘りに任せて一定のテンションを掛けたまま巻き続けるのがセオリーだ。

◆2本掛け

 ハリを2本とも掛けるようにすると、バラシが少なくなる。ハリ掛かりしたときに、意図的にリールのクラッチを切ってテンションを緩めマダイが横もしくは下に向かって泳ぐようにコントロールすると、掛かっていないほうのハリが魚に触れて掛かりやすい。
 この方法が有効なのは40㎝前後の食べごろサイズのマダイで、なまじっか釣り人がコントロールできるサイズのため頭はつねに上向きで2本目のフックが掛かりにくい状態で寄せられているからだ。
 大型のマダイにハリが2本とも掛かっていることが多いのは、わざわざテンションを抜かなくてもトルクがあり、横や下に向かって走り出すので2本目のハリが掛かりやすいからなのだ。
 とはいえ、テンションを緩めるのはランディングのセオリーに反するリスキーな行為。当然緩めすぎるとバラシにつながるので、2、3尾釣り上げて余裕があるときに2本目のハリを掛ける練習をしてみるといいだろう。

*監修 西野弘章【Hiroaki Nishino】
*編集協力 加藤康一(フリーホイール)/小久保領子/大山俊治/西出治樹
*魚体イラスト 小倉隆典
*仕掛け図版 西野編集工房
*参考文献 『週刊 日本の魚釣り』(アシェットコレクションズ・ジャパン)/『日本産魚類検索 全種の同定 中坊徹次編』(東海大学出版会)/『日本の海水魚』(山と渓谷社)/『海釣り仕掛け大全』(つり人社)/『釣魚料理の極意』(つり人社)

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